おーえる放浪記

毒親から離れ、色々なところを転々としています。ミスiD2019ファイナリスト。Twitter@MC88009062

私はどこに

小学生のとき一時、不眠に苦しんでいた。
なぜ眠れないのか分からなかった。この夜、この時間、起きているのは私一人だけなような気がして不安になり、泣きながら母を起こしに行ってしまう。そしてこっぴどく叱られる。毎晩その繰り返しだった。母はおそらくその時から自分のことで手一杯でプライドも高かったし、私を精神科に連れて行こうなんていう発想もなかった。日中、学校で頭を動かして疲れてないから寝れないのだといつも怒った。

 

高校時代、私はずっとマスクをしていた。マスクをすると表情を読み取られないからなんとなく外界をシャットアウトできているような気分になれた。外出も夜だった。服も私服だと奇妙だと誰かに笑われてる気がしてずっと制服だった。

 

その時わたしは死にたかった。嫌われたくなくていつもピエロみたいだった。そして男にも女にもモテなかった。

 

大学時代はやりたいことをやった。自分をいつも貶めることを言う母と離れた。学びたいことを学んだ。綺麗になった。それなりに評価された。自分に自信があった。私は性格は悪かったが強かった。万能だった。男からも女からもモテたし、好きな人に好かれた。

 

でも大人になって社会に出て、その自信は少しずつ削がれていった。仕事ができなかった。他人の言っていることがよくわからなかった。可愛いだけと言われた。自身がなかったから見抜けないことも多くて誰かに利用された。正しいことが社会では正しくなかった。男性が信用できなくなった。

 

そして大切な友人のそばにいれなかった。そして大切な友人はいなくなった。

 

今の私は抜け殻だ。戻りたい。前の万能だった私に。自信をつけたい。自身を取り戻したい。どうしたらいいかわからない。助言をください。