おーえる放浪記

毒親から離れ、色々なところを転々としています。ミスiD2019ファイナリスト。Twitter@MC88009062

女性限定イベントを開いて料金をあえてつけなかった結果〜振り返りと反省〜

先月、初めて女性限定イベントとしてバーを開いた。

 

女性限定にしたのはまず、世の中には様々な事情で誰かと話していない女性が多いのではないかと思ったからだ。

 

私の友人がある日、ふと「子供がいたら話し相手もいなかっただろうな。」

とつぶやいたことがある。そういえば私の母も子育てのときは子供にかかりきりで、寂しかったと言っていた。今の日本の社会には孤独な女性が多いのではないかと思う。

かくいう独身の私もそうで、時に話し相手が欲しいなと思ったり、学生時代、学校や家庭に居場所が無くて辛かった思い出がある。

 

年齢問わず、そんな女性たちに楽しく安心して話せる場所を提供できたらいいなあ、と漠然と思って開いたのが今回の女性限定バーだった。

 

こんなこと言ったら自分のエゴみたいで好きではないのだが、お金を取りたくなかったのでチャージ500円以外は値段をつけず、お客様にはそれぞれの経済状況に合わせて、好きな値段を封筒に入れてもらうことにした。要はお布施みたいな料金システムにしてみた。ついでに赤ちゃんがいる女性でも来やすいように赤ちゃんを連れてきてもいい、食事に困っている人にはタダで食事を提供すると宣伝した。

 

そんでもって結果はどうなったかというと、女性が6人も来てくれた。女同士という安心感がその場を居心地の良いものにしたようで私も含めてみんなで楽しめた空間になった。めちゃくちゃ楽しかった。

 

ただやはり、来てくれた人はミスiDを通じて私を知ってくれた方ばかりで、本当に困っている人までには宣伝が届かなかった。というか、本当に困っている人は本腰を入れて街角宣伝などしないと来ないのではないか、と思った。

 

以前、子供食堂に行ったことがあるのだが、その運営をしている人が「ほんとうに困ってる子供までここの情報が届かないことが課題」だと言っていた。

 

私の活動に関しても同じことが言える。しっかりお店を持つなり、間借りをするなりした時に、どこまで場所の存在を知らせられるかが今後の要だ。

 

とりあえず、来年の8月31日と9月1日には学生がまるまる居座れる場所を作りたい。そこまでどうするか考える必要がある。

 

そして最後に今回来てくださったお客様が封筒に結構お金を入れてくれてくださり、赤字覚悟だったのに黒字になった。こっちが食事や飲み物をタダで振る舞うつもりでいたので、皆さんのやさしさに心が熱くなった。感謝。