おーえる放浪記

毒親から離れ、色々なところを転々としています。ミスiD2019ファイナリスト。Twitter@MC88009062

女は良いよね、そうゆうの使えて。

新しい恋が近づくと妙な期待感と不信感で相手に優しくできない。

 

男の人は皆、おなじように、最初は私に関心をもって連絡をくれるけど、

会えなかったり、調子が合わないと徐々に興味を無くして消えていく。

 

私は、男性が信用できない癖にそうゆうにはいつも慣れなくて消えたくなるのだけど、実は会話の中やラインの間隔で、そうなることが分かっていたりする。

 

昔から悪い勘ばかりが働くのだ。

 

2015年に私は婚約破棄をした。

仕事での顧客との飲み会でいつも自分が一番偉い人の横に座らされて

「彼氏はいるの」だとか「いつ結婚するの」だとかいう質問とおさわりにうんざりしていた。

ずっと思っていたことは

私は目の前でベレンベロンに酔ってる男の同僚とおんなじ大卒で、ちゃんと勉強したのにどうして私だけが男性のお酌をしなければいけないのか、だった。

同じ求人をみて、おんなじ雇用条件で会社に入ったのに。

 

悔しくて、悲しくて、とにかく辛かった。

社内で相談しても、返ってきたのは「それくらいで」という言葉と嘲笑だった。

 

辛くてどうしようもなかったとき、婚約していた彼に打ち明けた。

彼は笑いながらこう言った。「女は良いよね、そうゆうの使えて、羨ましいな。」

 

この人とはもう一緒にいれないなと思った私は、彼にも彼の親にも何も言わず、住んでいた大阪を離れてしまった。

 

最近、この「女は良いよね、そうゆうの使えて、羨ましいな。」という言葉が自分の頭の中でかなり反復している。

男性は「味方になる」とか「守る」とか言うが、

身体が別々である以上、ほとんどの場合そんなの不可能だし、分からないことは本当に分からないし、理解できないのなら近づかないでほしいと思ってしまうのだ。